さまざまな額縁
権利行使しないで転売する方がいいわけですね。
したがってヨーロッパスタイルとアメリカンスタイル、実質的にはなにも差がないのです。
私の取引ところでプットオプション、売る権利というのは債券先物の値段が安くなれば安くなるほど、値段が上がってくるという話をしましたね。
コールオプションは逆に債券先物の値段が上がっていけば上がっていくほど、オプション料、すなわちプレミアムが上がっていくわけです。
さっき私はM銀行時代オプションのトレーディングで大いに儲けたという話をしました。
どういうふうにやっていたかというと、132円プットをxx銭で買うわけです。
むちゃくちゃに買う。
xx銭。
l枚につきM万円出せば買えるわけです。
100枚買うと1400万円。
思ったとおりに債券先物が落ちてきた。
135円だったものが133円になってきた。
133円になれば購入した132円プットは、例えばxx銭くらいにはなっていますよね。
実際にはどのくらいになるか、計算していないから分からないですけど、xx銭で買ったものがxx銭になる。
これだけで1枚について、xx銭すなわちxx万円儲かっちゃうわけです。
100枚、持っていれば6600万円、儲かるわけです。
xx銭になればそれを転売すればいいわけです、さっき言った他の人に売っちゃえばいいわけです、xx銭で。
万が一、これは6月ものの例ですけど、5月xx日までに132円にならなかった。
その場合は1枚につき支払ったxx万円がパーになる。
それで終わりです。
その払った保険料がパーになるだけです。
儲かればワッと儲かります。
ところで、オプションのトレーディングボリュームはまだそんなに多くないんですよね。
見ていただくと分かるように134円のプットオプション、さっき今日の取引高1枚だと言いました。
133円のプットオプションは101枚です、今日。
このぺージは朝コピーをしたものではありませんが。
トレーディングボリュームは少ないときはものすごく少ないです。
この前、言いましたけど、債券先物は昔は1日4万枚くらい出来ていた。
最近はちょっと少なくなった。
しかし一日2万枚くらいは出来ています。
それに比べてオプションの取引高101枚なんて極端に少ない。
私の卜レーディング哲学は流動性のないものはやらないというものです。
「買いたい間にパツと買えるもの」「売りたいときにパッと売れるもの」だけをトレーディングするというものです。
そのような哲学を持っている私がなぜオプションを多用したかをこれから説明します。
債券先物134円のとき、132円のプットオプションの直近値段はxx銭です。
このオプションを私が買いたいとします。
今は売りたい人がxx銭、買いたい人がxx銭とスクリーンに出ていますね。
売りたい人はxx銭で売りたい。
なるべく高く売りたい。
そのときに私はxx銭で買うぞというピッドを出すんですね。
売りたい人よりももっと高い値で買うぞと言うと、雲霞のごとく売りマーケットでリンゴが100円の売り値のときに私が130円で買うぞと言ったらどんどん売り手が出てくるのと同じです。
ですから今日、今までの取引量が125枚であっても、例えば私がはxx銭で買うぞ、xx銭で買うぞっていうと1000枚、2000枚、ボーンと出来ちゃうんですね。
なぜかというと基本的にはオプションマーケットのマーケットメーカーであるプレーヤーは多くがボラティリティートレーダーと言われる人たちなんですね。
ボラティリティーすなわち変動率でトレードしているのです。
xx銭とxx銭という値段はボラティリティーで考えると異常なボラティリティーなのですね。
ここはちょっと難しいので、これ以上話をしませんけれど。
皆が、ボラティリティーが8%近々で取引しているときに突然xx%とかの異常なボラティリティーがボーンと出ちゃうんですね。
基本的には皆が、変動率で取引を考えている。
歴史的には債券先物の変動率が8%だったというのにxx%のボラティリティーを今後予想するような値段そ払う人が出てくるとこれはボラティリティートレーダーにとっては驚くべき出来事なのですよね。
でも私はさっき言ったようにxx銭で買って、1円xx銭で売ろうとしているわけですからね、明確なる方向感があるから。
1銭、儲けそこなおうが関係ないのです。
それよりは私はポジションを作りたいときにパンと大きな取引が出来る方が大切なのです。
やりたいときにボンと充分な量が買える。
やりたいときにやりたいだけの取引量を確保することが重要なんて1銭2銭の値段の差は関係ないんです。
私にとってはこの1銭、2銭は流動性を得るためのコストなんです。
子が出てくるんですね(笑)。
そうなるとオプションマーケットでは、「あっ、さんが動いているな」ということになる。
なぜかっていうと皆がポラティリティーが8%か8.3%かという基準で取引をしているときに馬鹿なボラティリティーが出現する。
「何だ、この馬鹿。
そうか、さんが買っているんだ」と分かつちゃうわけです。
彼らにとってみれば馬鹿げた行為なんですけど、私にとってはちっとも馬鹿げた行為じゃなかった。
数年間、この方式で大いに、M銀行のために稼寸ことが出来ました。
オプションのマーケットメイクをしている人たちのモチベーションと私のモチベーションが全然違ったところにあったわけです。
何を言いたいかというと、非常に取引量が少ない流動性がないマーケットのように見えますけれど、ちょっとでもプレミアムを多く払うと、いくらでも相手方が出てくる充分発展したマーケットであるということを言いたかったわけです。
このスクリーンのコピーだけを見ると取引量が少なくて、あまり大したマーケットじゃないと思っちゃうかもしれませんけれど、そうじゃありませんよという話をさせていただきました。
ですからトレーディングとしてもこのオプションマーケットというのは充分使えるということです。
このオプションなんですけれど、例えばコールオプションを売りに出します、プットオプションを売りに出しますという人がいて、初めてマーケットが成立すると思うんですけれども、これは何か資格があって、オプションを売ることが出来るんですか。
それとも例えば僕がマーケット参加者であればド素人であったとしても、このプットオプションを売ります、コールオプションを売りますということはできるんでしょうか。
オプションを売るということは誰でも出来ます。
ただやめた方がいいですけど(笑)。
なぜかっていうと保険を買うのと売るのを考えていただきたいのです。
買う方は損が限定されますけど、売る方は儲けは一定で損するときはいくらでも損しますからね。
ですからやめた方がいいです。
私自身も、プロのトレーダーですけれども、これは私の哲学としてオプションを売ったことはありません。
嫌です、それは。
オプションを売っちゃうと、心配で寝られなくなるから嫌いなんです。
何かがあったときにすぐ対処しないと大損になっちゃいますから。
xx年くらい前、オプションという商品が出はじめた直後ですけど、シティバンクのロンドンでしたかね。
オプション売って大やられした記憶が私には強烈にあるんです。
ところが、昔、日本にはオプションを売る人がすごく多かった。
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